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公文書の紛失や手続不備が判明 - 和歌山県

和歌山県は、個人情報が記載された公文書の紛失や手続き不備が判明したことを明らかにした。

同県によれば、6月に海草振興局建設部および海南工事事務所において、公文書の紛失や手続きが完了していない公文書が複数存在することが判明したもの。

海草振興局建設部で扱った2015年度から2016年度までの河川占用許可申請に関する公文書3件や、海南工事事務所の2018年度から2020年度にかけて扱った道路占用許可申請に関する公文書11件、2018年度から2020年度までの収入調査票20件などが所在不明になっているという。申請者の氏名、住所、電話番号が含まれる。

また海草振興局建設部では、2014年度から2016年度までの河川占用許可に関する公文書48件、海南工事事務所では2018年度から2020年度の道路占用許可に関する公文書5件に関して、手続きが完了していないことが判明した。

同県では、紛失した公文書の申請者に対し、経緯を説明して謝罪。引き続き文書の探索を続ける。手続きが完了していない公文書についても手続きを進めていく。

(Security NEXT - 2021/09/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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