複数の歴史公文書が所在不明、不要文書と一緒に廃棄か - 大阪市
大阪市において、複数の歴史公文書が所在不明になっている。個人情報が含まれる可能性があるという。
同市において公文書の管理状況の確認を行ったところ、歴史資料となる公文書のうち所在が確認できないものが複数あることが判明した。
元担当者などへも聞き取り調査を実施し、庁舎内など探索したが一部発見できなかった。対象となる公文書は、あわせて62件にのぼる。
具体的には2006年度から2010年度までの地域振興会関係書類18件、大阪市民共済生活協同組合の関係書類26件、地域振興活動補助金等関係書類2件。また2006年度から2013年度までのコミュニティ関係書類16件についても紛失していた。
含まれる個人情報の内容や対象人数などは特定できておらず、個人の氏名や住所、生年月日、印影などが含まれている可能性がある。
公文書が作成されてから長時間が経過しているため、紛失の原因や経緯、時期などを特定することは困難としており、組織改編が繰り返される過程で、不要文書と一緒に誤って廃棄されたと見ている。
(Security NEXT - 2025/05/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
情報公開文書に個人情報、マスキングの変換処理漏れで - 宇部市
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
施設職員が個人情報含む書類を公道へ投棄 - 下川町
マイナンバー含む公文書をロッカーごと誤廃棄 - 笛吹市
複数の決裁文書が所在不明に、盗難の可能性も - 四條畷市
ファイル取り違え、墨塗り処理前の公文書を開示 - 静岡県
他職員に対して窃盗や不正アクセスした職員を懲戒免職 - 岐阜県
公文書閲覧システムに個人情報など不開示情報を誤掲載 - 埼玉県
自宅で業務のため持ち出したUSBメモリを紛失 - 静岡県
新生児訪問指導票などを誤廃棄か、再利用段ボールで保管 - 船橋市