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JetBrainsの開発者向けツールに深刻な脆弱性 - アカウント乗っ取りのおそれも

またプロジェクト管理ツール「YouTrack」では、6件の脆弱性が明らかとなっている。

ワークフローのサンドボックス機能における脆弱性「CVE-2021-37549」は、同社による重要度の評価が唯一もっとも高い「クリティカル(Critical)」と指定されている。「NVD」における「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」。

CI/CDツールの「TeamCity」では、リモートよりコードの実行が可能となるデシリアライゼーションの脆弱性「CVE-2021-37544」など、6件の脆弱性を解消した。「CVE-2021-37544」に関しては、「NVD」のCVSS基本値が「9.8」とレーティングされている。

このほか、「JetBrains Account」「Datalore」「RubyMine」「Space」などにおいて修正を実施しており、利用者に注意を呼びかけている。

今回修正された脆弱性はCVEベースで以下のとおり。CVE番号が採番されていないセキュリティ上の修正も7件あり、あわせて注意が必要となる。

CVE-2021-36209
CVE-2021-37540
CVE-2021-37541
CVE-2021-37542
CVE-2021-37543
CVE-2021-37544
CVE-2021-37545
CVE-2021-37546
CVE-2021-37547
CVE-2021-37548
CVE-2021-37549
CVE-2021-37550
CVE-2021-37551
CVE-2021-37552
CVE-2021-37553
CVE-2021-37554

(Security NEXT - 2021/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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