Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「企業のプライバシーガバナンスガイドブック」が改定 - 事例を追加

経済産業省と総務省は、デジタル化の加速により、プライバシーへの配慮がますます重要になっているとして「DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブック」を改定し、「同ver1.1」を公開した。

同資料は、企業でプライバシーを取り扱う際にリスクを適切に管理し、社会から信頼を得られるよう、プライバシーを取り扱うガバナンス体制を構築するために取り組むべきポイントをまとめたガイドブック。2020年8月に「同ver1.0」を公開した。

プライバシーへ配慮が求められるパーソナルデータを活用する製品やサービスを提供する事業者はもちろん、提供事業者と取り引きがある組織の経営陣や責任者などを読者として想定しており、取り組むべき要件や、体制の構築、ルールの運用、関係者とのコミュニケーションなど、ガバナンス構築における重要項目を解説している。

初版公表後の意見を踏まえ、今回あらたに公開した「同ver1.1」では、経営者が取り組むべき要件やプライバシーガバナンスの重要項目に関する具体的な参考事例を追加し、充実を図った。参考文献の更新なども実施している。

(Security NEXT - 2021/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局