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2021年2Qの脆弱性届出は307件 - ソフトウェアとサイトともに増加

ソフトウェア製品の脆弱性を製品別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が32件でもっとも多い。「スマートフォン向けアプリ」が10件で続く。脆弱性の原因を見ると「ウェブアプリケーションの脆弱性」が38件で最多。次いで「その他実装上の不備(32件)」が多い。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は49件。累計では2282件となった。あらたに「連絡不能開発者」として公表された製品開発者名はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件となっている。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性を種類別に見ると、「クロスサイトスクリプティング」が92件でもっとも多く、「ファイルの誤った公開(83件)」と続く。

同四半期に修正を完了したウェブサイトは48件で累計は8117件。同四半期に修正を完了したウェブサイトのうち、94%にあたる45件は90日以内に修正が完了している。90日以内に修正されたサイトの累計は5521件。全体に占める割合は前四半期と同じく68%だった。

(Security NEXT - 2021/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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