2021年2Qの脆弱性届出は307件 - ソフトウェアとサイトともに増加
2021年第2四半期に情報処理推進機構(IPA)へ届け出があった脆弱性は307件だった。ソフトウェア、ウェブサイトのいずれも増加している。
ソフトウェア製品やウェブアプリケーションの脆弱性情報を円滑に流通させるため、「情報セキュリティ早期警戒パートナーシップ」のガイドラインをもとに同機構では脆弱性の届け出を受け付けており、同四半期の状況について取りまとめたもの。
同四半期に受け付けた脆弱性の届け出は307件。前四半期の251件から56件増加した。内訳を見ると、ソフトウェア製品の脆弱性に関する届け出は79件で前四半期から8件増。ウェブサイト関連は前四半期の180件を48件上回る228件だった。
届け出の受け付けを開始した2004年からの累計は、ソフトウェア製品が4850件、ウェブサイト関連が1万1933件。合計で1万6783件となった。ウェブサイトに関する届け出が全体の7割を占める。

脆弱性の届け出状況推移(グラフ:IPA)
(Security NEXT - 2021/07/28 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「ConnectWise Automate」に悪用リスク高い脆弱性 - 早急に対応を
Cisco製IPフォンや侵入検知エンジン「Snort 3」などに脆弱性
Ruijie製ブリッジ「RG-EST300」に非公開SSH - 修正予定なし
バッファロー製Wi-Fiルータ「WXR9300BE6Pシリーズ」に脆弱性
NVIDIAの「Jetson Linux」やロボティクス開発環境に脆弱性
「Apache NMS.AMQP」に深刻な脆弱性 - アップデートや環境移行を呼びかけ
ビデオ会議の「Zoom」に複数脆弱性 - 最新版に更新を
米政府、国家支援攻撃者によるF5侵害受け緊急指令
F5、「BIG-IP」「F5OS」の複数脆弱性に対応 - 最新版へ更新を
米当局、「AEM Forms」の深刻な脆弱性狙う攻撃に注意喚起