Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SonicWall」の旧製品に差し迫るランサムウェアの危機

「SMA 400」「同200」については、サポート中のファームウェア「10.2.0.7-34」「9.0.0.10」へ更新した上で、パスワードのリセットや多要素認証の有効化など、対策を講じるよう警告した。

また現状は、攻撃対象となっていないものの、「SMA 500v」「同410」「同210」の利用者に対しても、過去に脆弱性が明らかになっているとして、最新のファームウェアに更新するよう呼びかけている。

「SRA 4600」に関しては、ランサムウェアの標的となっていることを6月にCrowdStrikeが明らかにしている。標的とされていた脆弱性は、「CVE-2019-7481」。ファームウェア「9.0.0.3」および以前のバージョンが影響を受けるとされている。

「SRA 4600」は、2019年にサポート終了を迎えつつも、その後ファームウェア「SMA 9.0.0.5」が提供されていた。しかしながら、CrowdStrikeが調査を行ったところ、「SRA 4600」では「SMA 9.0.0.5」へ更新しても、「CVE-2019-7481」は解消されず、引き続き影響を受けていることが明らかになったとし、注意を呼びかけていた。

(Security NEXT - 2021/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メアド記載のメールを複数団体に送信、メール再利用で - 佐賀県
再委託先における2023年2月のランサム被害を公表 - 国交省
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
募金サイトで他人クレカ番号による少額寄付 - 利用できるか確認か
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場
WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明