「SonicWall」の旧製品に差し迫るランサムウェアの危機
「SonicWall Secure Mobile Access(SMA)100シリーズ」や「SonicWall Secure Remote Access(SRA)」に存在する既知の脆弱性を狙ったサイバー攻撃が展開されているとして、SonicWallでは対象製品の利用者に対して推奨する対策を即時講じるよう強く求めている。
サポート期間が終了した「SMA 100シリーズ」や「SRA」の旧ファームウェア「8.x」に存在する既知の脆弱性を狙い、ランサムウェアを展開する攻撃グループが確認されているとして7月15日に緊急のセキュリティアドバイザリをリリースしたもの。
攻撃者は資格情報を窃取して標的型のランサムウェアを展開しており、利用者における差し迫った危機であるとSonicWallでは警鐘を鳴らした。
脆弱性が存在するアプライアンス機器をネットワークから遮断して利用を中止したり、ファームウェアを最新のものへ更新した上でパスワードをリセットするなど、すぐに適切な対策を講じるよう強く推奨している。
具体的には、「SRA 4600」「同4200」「同1600」「同1200」「SSL-VPN 2000」「同200」「同400」については、ネットワークからすぐに遮断し、パスワードをリセットすることを求めた。
(Security NEXT - 2021/07/16 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意