ワクチン接種会場で名簿紛失、被接種者の返却書類に - 名古屋市
名古屋市は、新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場において、被接種者の個人情報が記載された予約受付名簿を一時紛失したと発表した。被接種者に渡した返却書類に紛れていたという。
同市によれば、5月26日19時ごろ、ワクチンの集団接種会場で、2回目のワクチン接種について予約受付を行っていた派遣会社の従業員から、使用していた名簿6枚のうち、1枚が所在不明になっているとの報告を受けたという。名簿には、被接種者55人の氏名、電話番号、生年月日が記載されていた。
同日19時半ごろ、被接種者の家族から、接種会場で受け取った書類のなかに名簿が紛れ込んでいたと連絡があり、所在が判明。同日、被接種者宅を訪問し、名簿を回収した。名簿はファイルやバインダーなどに挟んで管理しておらず、接種券などの返却書類に紛れてしまったという。
流出した名簿に記載されていた被接種者に対しては、翌27日に経緯の説明と謝罪を行った。同市では紙の名簿を廃止し、予約の受付にはタブレット端末を利用するとしている。
(Security NEXT - 2021/06/01 )
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