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コロナ対応で生徒情報持ち出し、紛失した高校管理職を処分 - 長野県

長野県教育委員会は、生徒の個人情報を保存した私用のUSBメモリを紛失した県内高校の校長に対し、懲戒処分を行った。

同県教委によれば、2022年度に教頭として勤務していた際、全校生徒369人分の氏名、住所、生年月日、保護者氏名および当時2年生の英語テスト結果130人分を保存した私用のUSBメモリを、校外に持ち出して紛失したもの。

当時は、新型コロナ感染症の取り扱いが5類に移行する前で、生徒より感染者が出た場合は、休日であっても逐一保健所へ報告する義務があり、業務のために公用のUSBメモリから私物のUSBメモリへデータをコピーして利用していたという。

その後2024年6月18日に拾得者よりUSBメモリが手元にあるとの封書が届き、紛失していたことが発覚。

届いた手紙に金銭の要求など、脅迫めいた内容の記載はなかったが、USBメモリ内部に保存されていたフォルダやファイルのリストを撮影したスクリーンショットなどを含む文書が入っていた。

(Security NEXT - 2024/08/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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