Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

FAX送信先の確認に使用した医療機関リストを誤送信 - 大阪府

大阪府は、個人情報が記載された医療機関の一覧表を、ファックスにより誤送信したことを明らかにした。送信先リストを誤って送信してしまったという。

同府によれば、2月16日に4192の医療機関に対して新型コロナウイルス感染症に関する通知を行う際、メールアドレスを把握していない410の医療機関に対してファックスで通知しようとした際に誤送信が発生したもの。

パソコンより直接ファックスを送信できる複合機のダイレクトファックス機能を使用したが、ファックス番号を確認するために開いていた一覧表を誤って送信してしまったという。

送信中に問題へ気づいて強制終了したが、1医療機関に対し、一覧表4枚のうち2枚が送信された。269の医療機関の名称、所在地、電話番号、担当者氏名、施設区分、管轄保健所などが含まれる。

同府では、誤送信先に経緯を説明するとともに謝罪。一覧表の破棄を依頼した。一覧表に記載されていた医療機関に対しても謝罪している。

(Security NEXT - 2024/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市
鹿児島県共生・協働センターのFacebookアカで不正投稿 - 不正な広告も
ランサム被害を確認、納品用ファイルは無事 - オムニバス・ジャパン
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
社内侵入の痕跡確認されず、クラウドサービスは個別対応 - BBT
高校で生徒の個人情報含む記録簿を紛失 - 大阪府