Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コロナワクチン接種者情報含むUSBメモリを紛失 - 野辺地町

青森県野辺地町は、新型コロナワクチン接種者の個人情報が保存されたUSBメモリが所在不明となっていることを明らかにした。

同町によれば、同町健康づくり課において、新型コロナワクチン接種者約1万3400人に関する氏名、住所、生年月日、性別、接種履歴などが保存されていたUSBメモリを紛失したもの。

8月31日15時ごろ、職員がUSBメモリを使うために保管場所を確認したところ、見当たらないことに気づいた。前日30日に職員が使用しており、保管場所に戻したとしているが、その後の所在がわからなくなっている。

執務室のほか、関係施設、公用車、職員自宅なども探索したが見つかっていない。問題のUSBメモリについては、使用管理簿などはつけておらず、施錠管理もされていなかったという。

二次利用の被害などは確認されていないが、同町では、関係者に対して身に覚えのない料金請求などに注意するよう呼びかけた。

今後は管理体制を見直し、USBメモリについては、暗号化に対応したものを一時的な記憶メディアとして使用。使用後には保存データを削除するなど、運用方法についても改め、再発の防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2023/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報含む道路占用届書をメール誤送信 - 国交省
フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
MS 365アカウントに不正アクセス、個人情報流出の可能性 - セガ子会社
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消