Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PR TIMES」にサイバー攻撃 - IPアドレス制限や複数認証を突破

PR TIMESは、同社の「プレスリリース配信サービス」がサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。未発表のプレスリリースや個人情報など保有していた情報が外部へ流出した可能性がある。

同社によれば、2025年4月初旬以降、サイバー攻撃を受け、サーバが侵害されたもの。4月25日に不正なファイルを検知したことにより問題が発覚し、外部協力のもと調査を進めていた。

4月8日、翌9日に偵察と見られるアクセスが行われ、同月24日から25日にかけて不正なファイルの書き込みやバックドアの設置などの攻撃が実行された。

サーバが侵害されたことにより、企業利用者22万7023件や企業利用者が保有するプレスリリース送信先33万1619件、メディア利用者2万8274件、個人利用者31万3920件など最大90万1603件の個人情報が流出した可能性がある。

氏名や企業名、部署名、電話番号、メールアドレスのほか、利用者に関してはハッシュ化されたパスワードなども含まれる。

(Security NEXT - 2025/05/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

ペット保険システムから契約者情報など流出した可能性 - アクサ損保
通信機器経由でサイバー攻撃、侵害サーバに顧客情報 - 日本プラスト
ベンダー設定ミスでFW機能不全、直後ランサム被害 - アクリーティブ
6月の侵害は未知の手口、米子会社で別件インシデントも - 古野電気
サイバー攻撃で一部顧客情報が流出したおそれ - 古野電気
手書き帳票デジタル化サービスにサイバー攻撃 - 情報流出の可能性
F5にサイバー攻撃 - 未公開の脆弱性含む機器関連情報が流出
サイバー攻撃で個人情報流出の可能性 - アサヒグループHD
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD