Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米パイプライン事業者がランサム被害 - FBIが「Darkside」関与指摘

パイプラインを運用する米大手エネルギー事業者のColonial Pipelineがサイバー攻撃を受け、米国内における燃料輸送に影響が出ている。米連邦捜査局(FBI)はランサムウェア「Darkside」が関与したとの見方を示した。

同社は、米南部に位置するテキサス州ヒューストンから東部ニュージャージー州のニューヨーク湾にかけて約5500マイル(8850キロメートル)のパイプラインを運営し、1日あたり1億ガロン(約3.8億リットル)以上の燃料輸送を手掛けるエネルギー事業者。

5月7日にサイバー攻撃を確認したもので、ランサムウェアによる被害であることを公表している。同社は対象となるシステムをネットワークより遮断。燃料輸送が一時停止するなど影響の拡大が懸念されている。

復旧には、関連するシステムの安全性を確認した上でネットワークに接続する必要があるとし、作業を進めている。また影響を緩和するため、主要幹線をオフラインにしたまま、一部を手動で稼働させるなど対応も試みている。

今回の被害について、FBIは米時間5月10日、ランサムウェア「Darkside」が関与していることを確認したと発表した。問題の「Darkside」は、2020年8月ごろより活動が確認されているランサムウェア。データの暗号化にくわえ、窃取して暴露すると脅す二重脅迫を行うことで知られている。

(Security NEXT - 2021/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WDB HDがランサム被害 - メールやファイルサーバで障害
2021年に観測が多かったマルウェア、大半が5年以上活動 - ランサム感染にも関与
インフラ関係者9割超、サイバー攻撃による産業制御システムの中断を経験
市内小中12校が利用する校務ネットワークがランサム被害 - 南房総市
バンナム複数グループ会社にサイバー攻撃 - 詳細は調査中
北朝鮮支援グループが医療機関にランサム攻撃 - 米政府が注意喚起
名古屋商工会議所にサイバー攻撃 - サーバが暗号化被害
サイバー攻撃で複数システムが停止、バックアップで復旧- 岐阜の病院
障害者の就労支援会社がランサム被害 - 「Phobos」亜種が関与か
グループ海外拠点でランサム被害、情報共有に時間要す - トヨタ紡織