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MTAの「Exim」に21件の脆弱性 - 最新版へ更新を

同社は、エクスプロイトコードを公開する予定はないとしているが、詳細な解説を含む概念実証(PoC)を公開しており、これら情報をもとに信頼性の高いエクスプロイトコードの開発も可能であると説明。今後、開発されたエクスプロイトコードが広く流通するおそれがある。

「Exim」に関しては、近年明らかとなった脆弱性に対して攻撃も確認されている。ロシアの攻撃グループ中国の攻撃グループなども「Exim」を標的としているとの指摘があり、今回明らかとなった脆弱性についても警戒が必要だ。

今回公開され、アップデートにて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2020-28007
CVE-2020-28008
CVE-2020-28009
CVE-2020-28010
CVE-2020-28011
CVE-2020-28012
CVE-2020-28013
CVE-2020-28014
CVE-2020-28015
CVE-2020-28016
CVE-2020-28017
CVE-2020-28018
CVE-2020-28019
CVE-2020-28020
CVE-2020-28021
CVE-2020-28022
CVE-2020-28023
CVE-2020-28024
CVE-2020-28025
CVE-2020-28026
CVE-2021-27216

お詫びと訂正:本記事初出時の記載について、修正版のバージョンに誤りがありました。正しくは「Exim 4.94.2」となります。ご迷惑をおかけした読者、関係者のみなさまにお詫びし、訂正いたします。

(Security NEXT - 2021/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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