メール転送エージェント「Exim」のDMARC関連処理に脆弱性
メール転送エージェント(MTA)である「Exim」において、送信者認証「DMARC」の関連処理に脆弱性が明らかとなった。
関数「dmarc_dns_lookup」に解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性の「CVE-2022-3620」が明らかとなったもの。「同4.95-RC0」以降に脆弱性は存在し、「DMARC」のサポートを有効化している場合に影響を受けるという。
CVEの採番機関である「VulDB」は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において同脆弱性のベーススコアを「5.6」と評価。
一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、CVSS基本値を「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
脆弱性を修正するパッチは、git.exim.orgにて公開されており、各Lixnuxディストリビューションにおいても対応が進めらている。
(Security NEXT - 2022/11/01 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ