メール転送エージェント「Exim」に脆弱性 - 最新版へ更新を
メール転送エージェント(MTA)である「Exim」に脆弱性が明らかとなった。アップデートで修正されている
「SQLite」を使用する構成において影響を受けるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2025-26794」が判明したもの。
特定の構成環境下で「SMTP」の「ETRN」コマンドを処理する際、不適切なSQLクエリを実行されるおそれがあるという。
CVE番号を採番したMITREでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
発見者より2月8日に脆弱性の報告を受け、開発チームでは現地時間2月21日に「同4.98.1」をリリース。脆弱性を修正した。
開発チームでは最新版の利用を推奨。特に「Exim 3.x」は20年前のバージョンであり、利用を控えるよう強く求めている。
(Security NEXT - 2025/02/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開