「Exim」に深刻な脆弱性 - リモートよりコマンド実行のおそれ
「Exim」にroot権限でリモートよりコマンドを実行されるおそれがある深刻な脆弱性が含まれていることが明らかとなった。
「Exim」は、オープンソースのメール転送ソフト(MTA)。インターネット接続機器のデータベースである「Shodan」によれば、500万台以上が稼働している。
同ソフトウェアのTLSハンドシェイクに問題があり、SMTPのメール配信処理時にバッファオーバーフローが生じる脆弱性「CVE-2019-15846」が明らかになったもの。リモートより認証なしに悪用が可能で、root権限でコマンドを実行されるおそれがある。
脆弱性は、「同4.92.1」から「同4.80」までのバージョンに存在。「10」が最高値である共通脆弱性評価システム「CVSS v3」のスコアは「9.8」とレーティングされている。
脆弱性を修正した「同4.92.2」が公開されており、開発チームやセキュリティ機関では利用者にアップデートを実施するよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2019/09/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Apple、「macOS Tahoe 26.1」をリリース - 脆弱性105件を修正
「Cisco ASA/FTD」脆弱性がDoS攻撃の標的に - 修正を再度呼びかけ
「React Native CLI」に脆弱性 - 外部よりコマンド実行のおそれ
コンタクトセンター向け製品「Cisco Unified CCX」に深刻な脆弱性
「Chrome」のアップデートが公開 - 脆弱性5件に対応
「SonicWall SMA 100」シリーズに脆弱性 - アップデートが公開
「Progress Flowmon」に脆弱性 - 10月の複数アップデートで修正
WP向けプラグイン「Contact Form CFDB7」に深刻な脆弱性
Apple、「iOS 26.1」「iPadOS 26.1」を公開 - 56件の脆弱性を解消
「CentreStack」「CWP」脆弱性の悪用に注意喚起 - 米当局
