Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

都の医療従事者向け「ワクチン接種予約システム」に複数不具合

復旧の目安について都関係者は、セキュリティ上の問題なので、ソースコードのレビューや脆弱性診断など必要となるが、遅くとも連休明けまでに復旧したいとしている。

また同システムは、コールセンターにおいても利用しているが、本来同システムで予約を受け付けていない接種医療機関の接種枠についても、コールセンターからは予約可能となっており、誤って35接種医療機関1023人分の予約を受け付けていた。

同不具合については、同日18時半ごろ、修正プログラムをシステムに適用し、解消済みだという。

都では接種医療機関に謝罪し、対応可能な場合は接種するよう求め、対応できない場合は、予約はキャンセルとなる。都ではキャンセル対象となった医療従事者に、経緯の説明と謝罪を行う方針。

(Security NEXT - 2021/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「OpenVPN」に「OVPNX脆弱性」 - 3月の更新で修正済み
Cisco、セキュリティアドバイザリ9件を公開 - 「Blast-RADIUS」の影響も
「Cisco SSM」に深刻な脆弱性 - 攻撃者によりパスワード変更可能
「Magento」「VMware vCenter」など脆弱性3件の悪用を確認 - 米当局が注意喚起
「Apache HTTPD」が今月3度目のセキュリティアップデート
SonicWallのVPN関連で複数の脆弱性 - アップデートが公開
「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
「Java SE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ivantiがアドバイザリを公開 - エンドポイント管理製品などに脆弱性
「Apache Airflow」に脆弱性 - アップデートが公開