DDoS攻撃の踏み台となる「NTPサーバ」の探索行為が増加
警察庁は、2月後半より時刻の同期に利用する「NTPサーバ」に対するアクセスの増加を観測しているとして注意を喚起した。DDoS攻撃の踏み台として悪用できるサーバを探索している可能性がある。
同庁によると、同庁が設置するセンサーにおいて2月24日より、「NTP(Network Time Protocol)」で使用するUDP 123番ポートに対するアクセスの増加を観測しているという。リフレクション攻撃の踏み台として悪用が可能なサーバを探索している可能性がある。
設定の甘いNTPサーバが、DDoS攻撃のひとつであるNTPリフレクション攻撃の踏み台にされるおそれがある。
同庁では、不必要にNTPサーバを外部に公開せず、アクセス制限などを実施するよう求め、意図せず外部へ公開しているケースもあるとして注意を喚起した。また外部公開する必要があるNTPサーバについては、最新版のソフトウェアを利用するよう呼びかけている。

同庁が設置するセンサー1件あたりのアクセス状況(グラフ:警察庁)
(Security NEXT - 2021/03/26 )
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