DDoS攻撃は減少するも、2カ月連続で300件超 - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、同社サービスやバックボーンで2月に観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数は前月を下回ったものの、引き続き300件を超える攻撃が観測されている。
同社によれば、2月に観測されたDDoS攻撃は309件。前月の329件から減少したものの、2カ月連続で300件を超え、高い水準で推移した。
月単位での攻撃数は減少したが、1日あたり攻撃数としては、前月の約10.6件から0.4件増となる約11.0件へと上昇している。観測件数が3件以下の日が4日間あった一方、2月25日には1日で30件の攻撃が観測された。
同月に観測されたもので、もっとも規模が大きかった攻撃では、約398万ppsのパケットにより約38.8Gbpsのトラフィックが発生。UDPフラッドを中心に複合的な攻撃手法が用いられた。
継続時間がもっとも長かったものは、おもにNTPプロトコルを用いたUDP増幅攻撃で、38分間にわたり攻撃が継続。最大で約5.4Gbpsのトラフィックが発生した。

IIJが観測したDDoS攻撃の推移
(Security NEXT - 2025/04/02 )
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