消費者庁が「サポート詐欺」に注意喚起 - MSロゴなど悪用
一連の詐欺では無関係な第三者が「マイクロソフト」の名称やロゴなど悪用し、関係者を装う特徴も見られた。ブランドを悪用されたマイクロソフトも、こうした悪質な詐欺に注意するよう呼びかけている。
マイクロソフトは「エラーメッセージや警告メッセージを表示してサポート窓口の電話番号に問い合わせをさせるようなことはない」とし、ブラウザでインターネットを閲覧中に同社サポートへ連絡するよう求める警告画面は詐欺であると指摘。
ギフトカードや暗号通貨でサポート料金を請求することもなく、こうした警告画面が表示されても、ボタンを押したり、相手の求めに応じて連絡を取らないよう注意を求めている。
こうした詐欺では金銭被害にとどまらず、端末の遠隔操作を許可してしまうと、端末内にあるデータの窃取や破壊、マルウェアのインストール、端末利用者へのなりすましによる不正契約、犯罪の踏み台など、より大きな被害へ発展するおそれもある。
警告メッセージに遭遇した場合、画面上に記載された電話番号には連絡を取らず、公式サポート窓口に連絡するよう呼びかけた。操作ができなくなった場合は、「ctrl」「alt」「del」キーを同時に押してタスクマネージャーを起動し、操作ができなくなったブラウザを終了するなど対策も紹介している。
マイクロソフトによる注意喚起(画像:YouTube)
(Security NEXT - 2021/02/22 )
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