Veritas製バックアップ製品に脆弱性 - 他社類似脆弱性にも注意
Veritasが提供するバックアップ製品「Backup Exec」に権限昇格の脆弱性が明らかとなった。他社製品にも同様の脆弱性が明らかとなっており、JPCERTコーディネーションセンターが注意を呼びかけている。
同製品において、「OpenSSL」のWindows版で明らかとなった脆弱性「CVE-2019-1552」の影響を受けることが明らかとなったもの。悪意あるファイルを読み込ませ、システムの権限で任意のコードを実行されるおそれがある。
「同21.x」「同20.x」「同16.x」に影響があるほか、サポートが終了している旧バージョンも影響を受ける。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.3」。
同社は脆弱性を修正した「Veritas Backup Exec 21.1 Hotfix 657517」「Veritas Backup Exec 20.6 Hotfix 298543」を自動アップデートを通じて配布。以前のバージョンを利用している利用者に対して最新版を利用するよう求めている。
バックアップ製品に関しては、「CVE-2019-1552」の影響に起因する「Macrium Reflect」の脆弱性のほか、Acronis製の複数製品においても脆弱性が明らかとなっており、JPCERTコーディネーションセンターが注意を呼びかけている。
なお、「OpenSSL」に関しては、2019年9月にリリースされた「同1.1.1d」「同1.1.0l」「同1.0.2t」で「CVE-2019-1552」の修正が実施されいてる。
(Security NEXT - 2020/12/25 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
ワークフロー実行ツール「n8n」に脆弱性 - アップデートで修正
監視ツール「Barracuda RMM」に深刻な複数脆弱性 - アップデートを
