Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

バックアップソフト「Macrium Reflect」に権限昇格の脆弱性

Paramount Software UKが開発するバックアップソフト「Macrium Reflect」に権限昇格の脆弱性が含まれていることがわかった。

細工されたopenssl.cnfファイルへのパスを作成することで、権限の昇格が可能となる脆弱性「CVE-2020-10143」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると、権限がないユーザーにシステム権限で任意のコードを実行されるおそれがある。

脆弱性は「同7.3.5281」で修正されており、同社やセキュリティ機関は注意喚起を行った。類似した脆弱性が、Acronis製のバックアップソフトにも判明しており、注意が呼びかけられている。

(Security NEXT - 2020/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge」のアップデートが公開 - 脆弱性3件を修正
「Apache Avro」の「Java SDK」に深刻な脆弱性
「Okta」にポリシー回避の脆弱性 - 修正を実施、ログの確認を
「iOS」「iPadOS」に「VoiceOver」でパスワード漏洩のおそれ
Cisco、セキュリティアドバイザリ14件を公開 - 一部製品はEOLで修正なし
米当局、「Zimbra」狙う攻撃に注意喚起 - メール「CC」に不正コード
「NVIDIA Triton Inference Server」に脆弱性 - アップデートを提供
SplunkのAWS向けのアドオンに複数脆弱性 - アップデートで修正
「Cisco NDFC」に深刻な脆弱性 - 管理下の機器でコマンド実行のおそれ
コラボツール「Zimbra」に深刻な脆弱性 - すでに実証コードも