最新版「CentOS 8」も2021年末でサポート終了 - 大幅方針転換で混乱も
同プロジェクトは、サポート終了後は「CentOS Stream 8」に移行するのが最善のオプションとし、移行手順を用意。「RHEL 8」のフルサポートと同じ2024年5月31日まで更新を提供する方針を示している。
実稼働環境で「CentOS 8」を使用している場合など、ニーズに「CentOS Stream」が合致しない場合は、「RHEL」へ移行するよう促した。
同プロジェクトでは、「CentOS Stream」は「RHEL」のベータテストではないとするが、一方で「RHEL」の次バージョンに対する開発やテストが行えることも同時にアピール。
Red Hatは、「CentOS Stream」を「RHEL」のナイトリービルドと同様のものとし、「CentOS Stream」に到達する前にテストや品質確認など行っており、「RHEL」と同程度の安定性を確保しているとフォローした。
しかし、「RHEL」のダウンストリームという安定性、無料で再配布も可能であることから、開発環境やクラウドなど多くの環境で利用されてきた経緯もあり、開発ブランチへの移行はギャップが大きく、反発の声は少なくない。
脆弱性への対応については、「RHEL」において修正を実施し、「CentOS Stream」に対して更新が提供される見込み。脆弱性情報の解禁時間の設定による影響だと説明している。
(Security NEXT - 2020/12/22 )
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