さよなら「Adobe Flash Player」 - 2020年末でサポート終了
2020年末に「Adobe Flash Player」のサポートが終了する。10月中旬からはアンインストールが推奨されており、あらためて端末より削除されているか確認したい。
オーディオや動画の再生、インタラクティブな操作環境を導入できることからゲームなどにも活用されてきた「Adobe Flash Player」だが、2020年12月31日を持って配布やアップデートが終了する。
「HTML5」「WebGL」「WebAssembly」など代替する技術の成熟などを理由に2017年7月にはサポートの終了日がアナウンスされており、すでに移行対応も進んでいる。同コンテンツを利用するサイトを見かけることも少なくなった。
各ブラウザとも連携して対応を進め、「Firefox 69」以降では常時有効化するオプションを削除。「Chrome 76」で無効化が実施されたほか、macOSの「Safari」では9月にリリースされた「同14」で再生ができなくなった。
Adobe Systemsにおいてもすでにアンインストールを推奨している。10月中旬からはインストール済みの環境においてアンインストールを促す警告画面の表示などを行っている。
サポート終了以降は、「Adobe Flash Player」における実行をブロックするとしており、使用しないよう求めている。旧バージョンなど含めて提供を中止し、同社以外で提供されるものは、非正規であり、マルウェアの可能性があるとして利用を避けるよう注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/12/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「VPN脆弱性」以外の侵入経路もお忘れなく - 水飲み場攻撃など健在
米当局、9月に脆弱性26件を悪用リストへ登録 - 直近2年で最多
先週注目された記事(2024年9月15日〜2024年9月21日)
「Windows」や「WebLogic」など脆弱性5件の悪用に注意
米当局、「Adobe Flash Player」脆弱性を悪用リストに追加 - 使用中止求める
2Qのインシデント件数、前四半期比6%減 - 「スキャン」半減
MS、月例パッチで脆弱性87件を修正 - 6件が公開済み
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
MS、6月のセキュリティ更新を公開 - 脆弱性129件に対応
「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - セキュリティアップデートが公開