Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS、月例パッチで脆弱性87件を修正 - 6件が公開済み

マイクロソフトは、10月の月例セキュリティ更新を公開し、87件の脆弱性を修正した。いずれも悪用は確認されていないが、すでに脆弱性6件は公開済みだという。

20201014_ms_001.jpg
月例セキュリティ更新のリリースノート

今回のアップデートでは、CVEベースであわせて87件の脆弱性を修正。

「Windows」「Office」のほか、「Jetデータベースエンジン」「PowerShellGet」「Exchange Server」「Azure Functions」「Visual Studio」「.NET Framework」「Windows Codecs Library」「Microsoft Dynamics」などの脆弱性を解消した。さらに同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性にも対処している。

脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性が11件、次いで深刻度が高い「重要」が75件、さらに1段階低い「警告」が1件だった。

脆弱性によって影響は異なるが、22件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある。あわせて「権限の昇格」「サービス拒否」「情報漏洩」「なりすまし」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処した。

(Security NEXT - 2020/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正