MS、月例パッチで脆弱性87件を修正 - 6件が公開済み
マイクロソフトは、10月の月例セキュリティ更新を公開し、87件の脆弱性を修正した。いずれも悪用は確認されていないが、すでに脆弱性6件は公開済みだという。

月例セキュリティ更新のリリースノート
今回のアップデートでは、CVEベースであわせて87件の脆弱性を修正。
「Windows」「Office」のほか、「Jetデータベースエンジン」「PowerShellGet」「Exchange Server」「Azure Functions」「Visual Studio」「.NET Framework」「Windows Codecs Library」「Microsoft Dynamics」などの脆弱性を解消した。さらに同日公開された「Adobe Flash Player」の脆弱性にも対処している。
脆弱性の最大深刻度を見ると、4段階中もっとも高い「緊急」とされる脆弱性が11件、次いで深刻度が高い「重要」が75件、さらに1段階低い「警告」が1件だった。
脆弱性によって影響は異なるが、22件の脆弱性に関しては、リモートよりコードを実行されるおそれがある。あわせて「権限の昇格」「サービス拒否」「情報漏洩」「なりすまし」「セキュリティ機能のバイパス」といった問題へ対処した。
(Security NEXT - 2020/10/14 )
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