「CentOS 6」がサポート終了 - 影響多大、動作環境ないか確認を
サーバなどで広く利用されているLinuxディストリビューション「CentOS 6」が、11月30日にサポートの終了を迎えた。同梱されているソフトを含め、12月1日以降はアップデートが提供されなくなるため注意が必要だ。
同OSは、2011年7月にリリースされ、完全更新が終了した2017年以降、脆弱性などへ対応するメインテナンスサポートが提供されてきたが、ついにサポートの終了を迎える。サポートの終了後は、脆弱性が判明してもアップデートが提供されなくなる。
同OSにおいては、開発言語やウェブサーバ、データベースなど、パッケージされたソフトでは、各ソフトでサポートが終了している場合も、重大な脆弱性が見つかった場合は、バックポートにより各ソフトウェアにパッチが提供されてきた。
しかし、同OSのサポートが終了となることで、同梱されたソフトウェアについてもパッチの供給がなくなるため、影響が広範囲に及ぶ。あらたに脆弱性が明らかとなれば、攻撃者のターゲットとされる可能性も少なくない。
(Security NEXT - 2020/11/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Atlassian Confluence」の既知脆弱性狙う攻撃が6月より増加
Cisco製の一部IP電話に深刻な脆弱性 - サポート終了で修正予定なし
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
「Exim」に脆弱性 - 拡張子による添付ファイルブロックを回避されるおそれ
「Hyper-V」や「HFS」など脆弱性3件の悪用に注意喚起 - 米政府
「Node.js」が7月2日にセキュリティアップデートをリリース予定
「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - サポート終了にも注意を
6月末で「CentOS 7」のサポートが終了 - 移行状況の確認を
「Apache Submarine」に脆弱性 - 5月にプロジェクト終了、修正予定なし