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数十以上の金融機関にDDoS攻撃か - ダークネットで応答パケット観測

ダークネット宛ての宛先ポート番号では、Windowsのファイル共有に利用される「TCP 445番ポート」宛てがもっとも多く、次いで「TCP 23番ポート」「TCP 1433番ポート」が多かった。パケットの送信元は米国がもっとも多く、セーシェル、中国、ロシアと続く。

ダークネットのIPアドレスを攻撃で詐称され、その応答と見られるパケットも観測している。調査したところ海外金融機関のウェブサーバが応答したパケットだった。

パケットは、証券取引所や証券会社、銀行など数十以上の組織より送信されていた。国内の金融機関は含まれていないという。

8月以降、有名な攻撃グループの名乗り、金銭を要求する脅迫型のDDoS攻撃について複数のセキュリティベンダーが報告を行っており、こうした攻撃と関連している可能性がある。

(Security NEXT - 2020/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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