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政府、脱「暗号化zipファイル」検討へ - 意見募集で最多支持

「暗号化zipファイル」の問題については、今回の発表に先立ち前日16日に、河野太郎行政改革大臣と参加したオンライン中継によるオープン対話で意見交換し、その際に言及していた。

オープン対話で平井大臣は、「暗号化zipファイル」の利用はセキュリティのために行われているものではないと指摘。「(賛成意見を寄せたのは)霞が関の職員が多いと思う。やめる方向に行くしかない」と述べていた。

「暗号化zipファイル」に関しては、手間がかかる一方でセキュリティ対策としての効果を疑問視する声が強まっている。またセキュリティ製品による検知を回避するため、マルウェアの拡散にも悪用されるケースがあり、米政府などはセキュリティ対策としてブロックすることを推奨している。

(Security NEXT - 2020/11/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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