「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
リコーが提供するドキュメント関連のクライアントアプリケーション「RICOH Streamline NX PC Client」に複数の脆弱性が確認された。
あわせて3件の脆弱性が判明したとして現地時間2025年6月13日にセキュリティアドバイザリを公表したもの。
脆弱性「CVE-2025-46783」はパストラバーサルの脆弱性。端末上のファイルを削除し、任意のコードを実行することが可能となる。
またログ機能を悪用してシステム内にある任意のファイルを上書きできる「CVE-2025-36506」や、バージョンアップ要求を受信し、細工されたzipファイルによって細工されたコードを実行されるおそれがある「CVE-2025-48825」が確認された。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアは「CVE-2025-46783」が「9.8」、「CVE-2025-36506」が「6.5」、「CVE-2025-48825」が「2.5」と評価されている。重要度はそれぞれ「クリティカル(Critical)」「中(Medium)」「低(Low)」とレーティングされている。
同社は「CVE-2025-46783」「CVE-2025-36506」を「同3.243.0」、「CVE-2025-48825」については「同3.231.0」にて修正。アップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2025/06/16 )
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