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米政府、医療分野を標的としたランサムウェアに注意喚起 - DNSで通信して検知回避

また「BazarLoader」の感染には、顧客からや労務関係の通知に見せかけたメールを悪用。

PDFファイルのダウンロードに見せかけた「Googleドライブ」などへのリンクを記載しており、ファイルを開くと、プレビューが失敗したと思い込ませて文書内のリンクをクリックさせ、マルウェアをインストールさせようとしていた。

CISAでは被害の低減に向けて、攻撃に利用されたIPアドレスなどの脅威情報をSTIX形式に取りまとめたほか、「Yaraルール」を用意。あわせてネットワークやランサムウェアにおける対策をアナウンスしている。

またランサムウェアによる攻撃は、新型コロナウイルス感染症へ対応する組織にとって影響が大きいと指摘。セキュリティ対策においてバランスを考慮し、投資する必要があると指摘している。

(Security NEXT - 2020/11/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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