Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2020年3Qは脆弱性届出が1.3倍に - ソフト、サイトいずれも増加

2020年第3四半期に届け出があった脆弱性は、前四半期の1.3倍にあたる247件だった。ウェブサイト関連の増加が目立っている。

情報処理推進機構(IPA)が、2020年第3四半期に情報セキュリティ早期警戒パートナーシップガイドラインを通じて届け出があった脆弱性の状況について取りまとめたもの。同四半期は247件の届け出があり、前四半期の188件を59件上回った。

内訳を見ると、ソフトウェア関連の脆弱性に関する届け出が58件で、前四半期の52件から6件の増加。ウェブサイト関連は189件で、前四半期の136件を53件上回った。

届け出の受け付けを開始した2004年からの累計件数は、ソフトウェア関連が4627件、ウェブサイト関連が1万1296件であわせて1万5923件。ウェブサイトに関する届け出が全体の約7割を占める。1日あたりの届け出件数は4.03件で、前四半期から変動はない。

(Security NEXT - 2020/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も
VPN経由でランサム攻撃 - 多要素認証の一時停止中に侵入
2022年マルウェアの被害届出が約3倍に - 8割弱が「Emotet」
アプリの4.5%に「緊急」とされる脆弱性 - Synopsys調査
脆弱性DB「JVN iPedia」の4Q登録数 - 前四半期から減少
2022年4Qインシデント件数は減少 - ウェブ改ざんなど減少
2022年4Qの脆弱性届出 - ソフトとサイトいずれも減少
取材や講演会依頼装う標的型攻撃 - 「コロナで中止」とつじつま合わせ
個情委への漏洩報告が約3倍に - 医療機関や不正アクセスなどに起因
一時操業停止にも至ったサイバー攻撃 - 侵入口は廃棄直前の「VoIP GW」