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2020年3Qは脆弱性届出が1.3倍に - ソフト、サイトいずれも増加

ソフトウェア製品の脆弱性を種類別に見ると、「ウェブアプリケーションソフト」が18件、「ルータ」が7件で続く。脆弱性の原因では、「ウェブアプリケーションの脆弱性」が28件、「その他実装上の不備」が27件だった。

同四半期に修正が完了し、「JVN」で脆弱性情報が公表されたソフトウェア製品は29件。累計では2141件となる。あらたに「連絡不能開発者」として公表された製品開発者名はなく、累計公表件数は前四半期と変わらず251件だった。

一方、ウェブサイト関連の脆弱性を種類別に見ると、「クロスサイトスクリプティング」が97件で最多。次いで「SQLインジェクション」が44件でこれら脆弱性で多くを占める。

同四半期に修正を完了したウェブサイトは72件で、累計は7921件となった。同四半期に修正が完了したウェブサイトのうち、96%にあたる69件は90日以内に修正を終えていたという。。

90日以内の完了件数は累計件数は5333件。全体における67%となっており、2019年第4四半期から変わっていない。

(Security NEXT - 2020/10/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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