Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東証のシステム障害、原因は自動切換用の設定

東京証券取引所は、10月1日に株式売買システム「アローヘッド」で障害が発生し、終日取り引きができなくなった問題で、その後の調査結果を明らかにした。

今回の障害では、両現用で動作する冗長構成の共有ディスク装置の1台においてメモリの故障が発生。故障発生時はフェイルオーバーによって1台構成で動作するしくみのはずが、想定通り機能しなかった。

同取引所では、システムを納入した富士通と原因究明を進めてきたが、障害時の切り替え機能において、メモリ故障に起因する障害パターンの場合に、故障検知時の自動切替えが機能しない設定となっていたことが判明したという。

設定を見直すことで、メモリ故障に起因する障害であっても自動切り替えは可能で、原因の判明を受けて東証では10月4日に設定を変更。2台ある共有ディスク装置双方の死活監視機能によって自動切り替えが動作することを確認した。

同取引所では、さらなる原因分析やシステム設定の点検など進めるとともに、再発防止策を引き続き検討するとしている。

20201006_jx_001.jpg

(Security NEXT - 2020/10/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

応募企画を実現、セキュリティコンテスト「SECCONCON」開催
みずほ銀でシステム障害 - 一時店頭で取引できず
ニップン、同時多発的に暗号化被害 - バックアップも
開室状況の案内メールで誤送信 - 専修大
ニップンが基幹アプリ障害で決算発表延期、マルウェア感染か - 子会社も影響
AkamaiのCDNで障害、ソフトウェア構成の更新が原因
廃棄PCの紛失を公表、個人情報含む可能性 - 岩手の障害者支援施設
不正アクセスで一部個人情報が海外に流出 - 福祉用具レンタル会社
川崎汽船の海外子会社に不正アクセスか - 闇サイトにデータ
日本空港給油でランサム感染被害 - 航空機給油業務に影響なし