Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2020年2Q、67%のマルウェア亜種が定義ファイルを回避

また同社が検知した34.2%は、TLSによる暗号化通信を経てダウンロードされたものだった。マルウェアが検知された地域を見ると、ヨーロッパおよびアフリカ地域が37.6%を占めて最多。北南米が34.6%で続く。アジア太平洋地域は27.7%だった。

検知数が最も多かったのは、トルコやイタリア、米国などで多く検知された「JS.Trojan.Gnaeus」。同四半期にはじめて確認されたJavaScriptで、345万4619件を検知し、全体の約2割にのぼる。難読化されており、意図しないサイトへリダイレクトを行うという。さらに「Win32/Heri」「Win32/Heim」が続いた。

また目立った動きとしては、4月に発見されて以降、増加が確認されている「XML-Trojan.Abracadabra」が検知数で7番目に多かった。

同マルウェアは、暗号化されたExcelファイルで、セキュリティ製品の検知をすり抜けるおそれがある。オープン時に暗号化されていることに気が付かないよう、パスワードを尋ねられないハードコードされたデフォルトパスワードが設定されていた。

またWi-FiのWEPキーなどを解析するLinux向けツール「AirCrack」について、同社は「グレーウェア」と表現。攻撃者に利用されることもあるとして同社のマルウェアの検知リストの9位に入っている。

(Security NEXT - 2020/10/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2020年3Qのインシデント、前四半期比約1.2倍に - 探索行為やサイト改ざんが増加
検索リスクの高い有名人、半数がミュージシャン
約4割でインシデント被害、対応費用は約1.5億円 - 4.4%が「Emotet」経験
新コロ便乗、2Qに急増 - 不正サイト誘導14.6倍に
クラウドセキュリティ市場、高成長を予測 - IDC Japan
新型コロナ便乗サイバー攻撃、3カ月で40倍
マルウェア遭遇リスク、日本は世界で下から8番目
2020年2Qインシデント、前四半期比1.3倍 - フィッシングなど増加
マルウェアとの遭遇率、3年で約半分に - MS調査
標的型攻撃のレスキュー支援、2019年度は139件