2020年2Q、67%のマルウェア亜種が定義ファイルを回避
WatchGuard Technologiesは、2020年第2四半期における同社のマルウェア検知状況を取りまとめた。マルウェアの67%が、同社の定義ファイルベースによる検知を回避し、別の手段で検知されたものだった。
ワールドワイドで稼働する4万1762台の同社アプライアンスより、2020年第2四半期に収集したデータを取りまとめたもの。同期間中にこれらゲートウェイでマルウェアとしてブロックした亜種は約2813万件。前四半期から8%減となるが、テレワークの増加が、検知数の減少に影響した可能性があると同社は分析している。
定義ファイルによる検知が可能だった既知のマルウェアは33%で、のこる67%は未知のマルウェアだった。ゲートウェイにおけるベーシックなマルウェア対策で検知可能だったマルウェアの亜種は、1723万6858件で前四半期より24%減となる。
一方で、ゲートウェイの検知を通過し、クラウドベースのサンドボックスによるスキャンで検知された脅威は1029万1068件となり、前四半期から12%増加した。シグネチャやクラウドへの接続に依存せず、機械学習ベースの検知エンジンで検知したマルウェアは60万4171件で、前四半期を29%下回っている。
(Security NEXT - 2020/10/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2024年10月27日〜2024年11月2日)
「偽警告」相談が半減するも油断禁物 - 引き続きサポート詐欺に警戒を
3Qのインシデントは2割減 - ただし「サイト改ざん」は倍増
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
巧妙化続くサポート詐欺、窓口相談は前年度の約1.6倍
「Mirai」と異なるボット、国内ベンダーのルータに感染拡大か
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
「サポート詐欺」の相談が3割増 - 過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月7日〜2024年7月13日)