Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

8月公表の「Apache Struts 2」脆弱性、NVD評価は「クリティカル」

「Apache Struts 2」に脆弱性「CVE-2019-0230」が明らかとなった問題。米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベースでは、開発者に比べて脆弱性の重要度が高く評価されており、注意が必要だ。

「CVE-2019-0230」は、開発チームより8月に公表された脆弱性。細工したリクエストにより「OGNL(Object Graph Navigation Library)インジェクション」が可能となる。2019年に公開された「Apache Struts 2.5.22」にて修正されており、バージョン以降は影響を受けない。

開発チームでは、8月に公開したセキュリティアドバイザリで、脆弱性の重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングし、注意を呼びかけていた。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、公開されている情報に基づいてアナリストが評価を行ったところ、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」における同脆弱性のベーススコアを「9.8」と評価。「クリティカル(Critical)」とレーティングしており、開発者の示した重要度とギャップが生まれている。

同時に修正された「CVE-2019-0233」についても、開発者が「中(Medium)」とする一方、NVDでは「CVSSv3.1」のベーススコアを「7.5」、重要度を「高(High)」としており、開発者よりも重要度が高く評価されている。

いずれにしても、これら脆弱性は半年以上前のアップデートで修正されている。利用者はアップデートの実施状況を確認し、早急に対応を行う必要がある。

(Security NEXT - 2020/09/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Adobe、複数製品にセキュリティ更新 - CVSS基本値「9.8」の脆弱性も
SAP、月例パッチ13件をリリース - 重要度がもっとも高い「HotNews」は2件
「QVR」が稼働するQNAP製NASにRCEの脆弱性が判明
VMware、「vRO」など複数製品の脆弱性を修正
「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - 修正パッチが公開
MS、10月の月例セキュリティ更新をリリース - ゼロデイ脆弱性1件含む74件を解消
Google、「Chrome 94.0.4606.81」を公開 - 脆弱性4件を修正
「iOS 15.0.2」「iPadOS 15.0.2」がリリース - 悪用報告ある脆弱性に対処
Nike製アプリに脆弱性 - フィッシングに悪用されるおそれ
わずか3日、「Apache HTTPD」が再修正 - 前回修正は不十分、RCEのおそれも