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「Emotet」に感染、個人情報流出の可能性 - 群馬県社会福祉協議会

群馬県社会福祉協議会は、同団体職員が利用するパソコンがマルウェアに感染し、個人情報が流出した可能性があることを明らかにした。

同協議会によれば、9月14日から15日にかけて、群馬県ふくし総合相談支援事業事務局を装った迷惑メールが複数の会員事業所へ送信されていることが、会員事業所からの連絡で判明した。

翌16日13時半ごろ、職員のパソコンがマルウェア「Emotet」に感染していることを確認。その後、群馬県社会福祉法人経営者協議会の事務局や群馬県地域包括・在宅介護支援センター協議会の事務局になりすましたメールも確認されたという。

今回のマルウェア感染では、研修申込者や団体の役員、事務局担当者などの氏名や性別、生年月日、住所、電話番号など個人情報468件、登録されていたメールアドレス370件が流出した可能性がある。

同協議会では個人情報が流出した可能性がある関係者に状況の説明と謝罪を行った。また対象となったメールアカウントを停止してパスワードの変更を実施。全職員のパソコンについてマルウェアの感染状況を確認したほか、会員事務所に対してファックスによる注意喚起を実施している。

(Security NEXT - 2020/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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