Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

公印を紛失、リースアップ複写機とともに廃棄か - 川崎市

神奈川県川崎市は、中小企業融資制度における認定業務で使用する公印を、誤って廃棄したことを明らかにした。

同市によれば、中小企業溝口事務所において、特定中小企業者を認定する事務で用いる市長職務代理者の公印を誤って廃棄したもの。6月24日、公印を紛失していることに職員が気づいた。

公印は厳重な保管が義務付けられているが、同事務所では15年以上前から複写機の用紙補充スペースで保管。複写機のリース期間が終了し、5月13日にリース事業者が複写機を回収した際、公印が入ったまま回収された。問題の複写機は、6月9日にリース事業者が溶解処分を行っており、一緒に処分された可能性がある。

同市は、今回紛失した公印は代理者印であり、通常は市長印を使用していると説明。融資制度の認定業務に支障はないとしている。今後は、専用のケースで施錠できる書棚で保管し、所長が鍵を管理するなど適正管理に努めるとしている。

(Security NEXT - 2020/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
研究室外に置いた廃棄予定パソコン3台が所在不明に - 日工大
新生児訪問指導票などを誤廃棄か、再利用段ボールで保管 - 船橋市
廃棄する健診記録票が運搬中に転落、翌日回収 - 桐生市
小学校で結核健診問診票を紛失、整理が不十分で - 平塚市
民生委員の改選書類など紛失、誤廃棄の可能性 - 川崎市
解約済み預金の一部印鑑届を紛失、誤廃棄の可能性 - 大阪信金
ATMの取引情報が記録された記録媒体を紛失 - 杜の都信金
個人情報含む書類を複数の関係機関へ誤送付 - 茨城県
家禽飼養施設のFAXリストを誤送信 - 静岡県