ビデオ会議で人気集める「Zoom」に複数問題 - 修正に追われる
同製品のiOS版では、デバイス情報をユーザーに通知することなくFacebookへ送信していることが判明。
くわえてmacOS版でもクライアントをインストールする際の挙動が問題視された。正しく利用者へ伝えず、不用意に管理者権限のパスワードを入力させるソーシャルエンジニアリングを用いており、セキュリティ研究者が「マルウェアと同じ手法」として苦言を呈している。
同社では一連の問題を認め、各クライアントに対しては修正版をリリース。同社は透明性を重視していると釈明し、プライバシー保護やセキュリティ対策に注力する姿勢を示した。
また脆弱性などシステムそのものの不具合ではないが、利用者による公開設定の不備などで、無関係の第三者がビデオ会議に参加し、嫌がらせ行為などを行う「Zoom爆撃」といった問題が頻発している。
同社では教育関係者向けの設定などを変更したほか、利用者に対するガイダンスの提供なども行うなど、安全な利用に向けた取り組みを進めている。
(Security NEXT - 2020/04/03 )
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