Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VPN製品の既知脆弱性に注意 - フィッシングにも警戒を

新型コロナウイルス感染症「COVID-19」の拡大を受けてテレワークを利用する動きが加速しているが、米政府は「VPN」周辺のセキュリティ対策を徹底するようあらためて呼びかけた。「VPN」に関しては2019年に相次いで脆弱性が判明しており、すでに悪用も確認されている。

感染症への対策として濃厚接触を抑制するため、外出の禁止や自粛など、各国で次々と対策が発表されており、組織の内部ネットワークへ自宅より接続するリモートワークも増加している。

こうした状況を踏まえて米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)が注意喚起を発表したもので、VPN周辺のセキュリティ対策についてあらためて確認するよう求めた。

外部から組織内部へのネットワーク接続に「VPN(Virtual Private Network)」を活用するケースが多いが、2019年にはFortinetや、Palo Alto Networks、Pulse Secureなど、複数ベンダーのセキュリティゲートウェイ製品が備える「VPN」機能に脆弱性が相次いで判明。すでに一部は悪用されており、国内外のセキュリティ機関が注意を呼びかけている

(Security NEXT - 2020/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Cisco ASA」狙うゼロデイ攻撃、5月に複数政府機関で確認
「MS Edge 141」がリリース - 12件の脆弱性を解消
「Termix」のDockerイメージにSSH認証情報が流出するおそれ
米当局、脆弱性5件の悪用に注意喚起 -10年以上前の「Shellshock」関連も
「Django」に複数の脆弱性 - 修正アップデートを公開
「Firefox」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Mozilla、最新版ブラウザ「Firefox 134」を公開 - 複数の脆弱性を修正
「Firefox 135」がリリースに - 脆弱性11件を解消
「Firefox 135.0.1」がリリース - 脆弱性1件を解消
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正