「Emotet」など複数マルウェア、新型コロナ拡大に便乗 - フィッシングも
「新型コロナウイルス」の話題に便乗しているのは、「Emotet」だけに限らない。カスペルスキーでは「PDFファイル」や「mp4ファイル」などを用いてマルウェアへ感染させる攻撃を観測しているという。
「新型コロナウイルス」の感染対策を解説する動画や最新情報などに偽装。同社では32種類のユニークなファイルを確認しており、ワームやトロイの木馬などさまざまなマルウェアが含まれていた。
さらに感染予防に効果があるなどとするマスクを宣伝するスパムメールも出回っている。誘導先ではクレジットカード情報など個人情報を詐取されるおそれがあるほか、商品が届かない、低品質の異なる商品が届くといった詐欺の可能性もある。
またトレンドマイクロによれば、ショートメッセージサービス(SMS)を悪用した攻撃でも、2月3日ごろより「新型コロナウイルス」の話題に便乗するケースが発生している。
問題のSMSでは、「新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、マスクを無料送付確認をお願いします」などとするメッセージとともにリンクを記載。誘導先のサイトは、従来確認されている「偽不在通知」を装った攻撃と同じで、宅配業者やAppleを装う偽サイトだったという。
(Security NEXT - 2020/02/05 )
ツイート
PR
関連記事
戸籍の「フリガナ通知」便乗詐欺に警戒を - 金銭不要、罰則なし
検索結果がもっとも危険な有名人 - 日本でも人気の俳優がトップ
地震に便乗する「フィッシング攻撃」や「偽情報」に警戒を
大規模障害の混乱に乗じる攻撃者 - 偽マニュアルや偽復旧ツール出回る
先週注目された記事(2024年7月21日〜2024年7月27日)
「CrowdStrike」装う「フィッシング」や「偽修復ツール」に警戒を
Windows端末の障害問題に便乗するサイバー攻撃が発生中
災害に便乗する「なりすましメール」に注意呼びかけ - 日本赤十字
女性向け人気衣料ブランドの偽通販サイトに注意 - SNS広告から誘導
臨時IDカードで知人住所を取得、待ち伏せ職員を処分 - 仙台市