「SQL Server」の認証試行が10月より急増
JPCERTコーディネーションセンターは、2019年第4四半期にセンサーで観測したパケットの状況を取りまとめた。
同センターによれば、同四半期にもっとも観測されたのは、前四半期と同様に「telnet」で利用する「TCP 23番ポート」宛てのパケット。「Windows」のファイル共有プロトコル「SMB」で使われる「TCP 445番ポート」が続く。いずれも、毎週ほぼ一定数のパケットが観測された。
ついで3番目に多かったのは、2019年10月4日ごろから急増した「TCP 1433番ポート」宛てのパケット。おもな送信元は中国だが、米国やインド、ベトナム、ロシアのほか、順位では13番目となるが日本からも送信されていた。
ハニーポットで同ポートに送られるリクエストを確認したところ、「SQL Server」に対する認証の試行行為であることを確認した。
(Security NEXT - 2020/01/31 )
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