DDoS攻撃件数は減少傾向、一方で174Gbps超の攻撃も - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2024年11月に同社サービスやバックボーンで観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数は減少傾向にあるが、大規模な攻撃が観測されている。
同社によると、2024年11月に観測したDDoS攻撃は217件。前月の241件から24件減少した。6月以降、3カ月連続で300件を超えるも、9月以降は減少傾向にあり、200件台で推移している。
1日あたりの攻撃件数は約7.2件で、前月の約7.8件から0.6件減。特に11月前半に攻撃が多く、11月14日は18件が観測された。
同月でもっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いた増幅攻撃。約1680万パケットにより約174.8Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約477万パケット、約49.6Gbpsを大きく上回る規模だった。
もっとも長く継続した攻撃もDNSプロトコルを用いた増幅攻撃で、1時間14分にわたり攻撃が展開され、最大55.33Gbpsのトラフィックが発生したという。

IIJが観測したDDoS攻撃の推移(グラフ:同社発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2025/01/08 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金