Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コード改ざん起因の「Webmin」脆弱性を狙うアクセスを観測

同脆弱性に関しては、警察庁が設置するセンサーで、脆弱性を標的としたアクセスを8月中旬から下旬にかけて観測。

サーバの稼働状態を確認する「GETリクエスト」や、「PoC」に酷似した「POSTリクエスト」などだった。同脆弱性を悪用できるか試行する動きも見られたという。

またインターネットイニシアティブ(IIJ)においても、同脆弱性が公開された17日以降、スキャン行為の増加を観測した。8月22日から増加し、8月23日から24日にかけてピークを迎えている。

探索行為に限らず、8月18日より脆弱性を狙った攻撃を検知。外部よりファイルをダウンロードするコマンドを含んでいた。探索行為は8月28日以降落ち着きを見せたが、脆弱性を攻撃する動きは引き続き観測されているという。

セキュリティ関係者は、最新版へのアップデートや、同システムへのアクセス制御など、利用者に対策を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/10/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性
Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし
「Apache Sling Resource Merger」にサービス拒否の脆弱性
PDF生成に用いられるPHPライブラリに深刻な脆弱性