Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム「Yatron」「FortuneCrypt」の復号化ツールが公開

またロシアやブラジル、ドイツ、韓国、イランなどで検知が目立つランサムウェア「FortuneCrypt」によって暗号化されたファイルの復号化にも成功した。

同ランサムウェアファミリーによる攻撃の検知件数は6000件超にのぼるという。感染しても拡張子などの変更は行わず、身代金を要求する脅迫文が表示される。

同ランサムウェアは、「Blitz BASIC」で開発されており、同言語で開発されたランサムウェアとしては、同社においてはじめて検知したものだという。暗号化スキームに問題があり、容易に復号化できることが判明した。

これら復号化機能は、従来より同社が提供している「RakhniDecryptor」に追加されている。

同ソフトは、もともとランサムウェア「Rakhni」向けに開発された復号化ツールで、複数のランサムウェアに対応。同社が取り組むランサムウェア対策プロジェクト「No More Ransom」より無料でダウンロードできる。

(Security NEXT - 2019/09/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

複数機器がランサム被害、調査を継続 - エースコンサルタント
ランサムウェア被害による情報流出が判明 - 日揮ユニバーサル
ランサム被害サーバに個人情報、影響など調査継続 - 日本ジッコウ
サーバでランサム被害、影響など調査 - ホスピタルサービス
米グループ会社にランサム攻撃、従業員情報が流出 - メディアリンクス
香港グループ会社がランサム被害 - 富士高分子工業
米グループ会社にランサム攻撃、顧客情報流出の可能性 - DNP
サーバがランサム感染、受注工事データが流出の可能性 - 但南建設
グループサーバでランサム被害、業務停止など影響も - レゾナック
ランサム被害を確認、調査や復旧急ぐ - 福祉用具レンタル会社