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「Webmin」のソースコード改ざんで脆弱性、攻撃コード公開 - アクセス増加の観測も

また今回修正された脆弱性「CVE-2019-15107」に関しては、8月中旬以降に脆弱性を狙ったアクセスの増加を警察庁においても観測しているという。

これらアクセスでは、対象となるサーバの稼働状況を調べたり、脆弱性の有無の確認、脆弱性を悪用するコマンドの試行などだった。

標準ポートとして利用される「TCP 10000番ポート」へのアクセスがほとんどだが、「TCP 80番ポート」「TCP 20842番ポート」へのアクセスも確認しているという。

同庁では、使用している「Webmin」のバージョンを確認したうえで、最新のバージョンにアップデートするよう求めている。

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設置センサー1件あたりの観測件数推移(警察庁)

(Security NEXT - 2019/08/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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