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2019年上半期、金融資産狙うマルウェアの検知数が7%増

法人ユーザーにおける検知状況を見ると、バンキングトロジャンの「RTM」が40%を占める。次いで組織内で感染を広げる「Emotet(15%)」が多く、「Trickster(12%)」が続いた。

一方、コンシューマーユーザーにおける検知は、認証情報を窃取し、「Zeus」としても知られる「Zbot」が26%で最多。「RTM(25%)」「Emotet(6%)」が続く。これまで「RTM」の標的は組織を中心としていたが、2019年に入り、コンシューマーに対する攻撃も増加している。

金銭や金融データを標的とするマルウェアは、1年を通じて下半期により多く検知される傾向が見られると同社は指摘。今後さらに増加する可能性があるとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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