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macOS狙う新種マルウェア、マンガ海賊版サイトなどで拡散

誤って実行し、「CrescentCore」が感染するとログイン時など定期的に起動するよう設定を変更。さらに不正ソフト「Advanced Mac Cleaner」をインストールする亜種も確認されているという。

主要なセキュリティ対策ソフトが利用されている環境ではすぐに終了し、活動を隠ぺいする機能を搭載。仮想マシンで起動された場合には、本来とは異なる挙動をするなど、解析を妨害する機能を備えていた。

同社は、2020年に「Adobe Flash Player」のサポートが中止となることから、多くのサイトが移行を進めていると指摘。正規ソフトに関しても、2019年の段階ではインストールそのものを避けるべきであると述べている。

また、マンガに限らず、ソフトウェアや映画など、本来無料で配布されることのない著作物のダウンロードリンクを提供する著作権侵害サイトでは、マルウェアの配布のほか、詐欺など有害なリンクが多く含まれているとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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